世の中の男は、私の望みはなんでも聞いた。
皆すぐに辞めて離れて行ったけれど。でもこの男だけは面白いくらい従順だった。
氷の池にもすぐ飛び込んだし、私は冗談で言ったのに自分で片腕を落としちゃったり。私は長谷部が気に入ったから、私を愛せって命じたの。でも長谷部は私を愛せないと言ったのよ。あの長谷部が、私の命で腕まで失くせた長谷部が私を愛せない?意味がわからなかったから頭にきてね、つい言っちゃったの、私を愛せないなら死になさいって。そうしたら私のハサミで首を切っちゃった。
だからお父様、長谷部もハサミも、新しいのを買って。
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